++2007/05/07(月)  くたばった
 検査検査検査検査検査検査検査検査検査検査検査!!
 あちこち体がやられておりまして。やられていないところもついでに検査、したらば、こまごまとした問題が発見されて「こりゃいかん、ハイ検査」っちうループでありまして。
 一週間のスケジュールは、「原稿」より「病院」のほうが多くなっている状況。
 甲状腺機能低下、高血糖疑惑、貧血、親知らずの虫歯。と、先月書いた骨盤問題etc。
 貧血なんか、「貧血っぽいんですけどお」と自己申告したがために、「そうですか、じゃあ調べてみましょう」と、遠慮なく血を抜かれた。そいで、採血中に視界が砂嵐になっちまい、しばらくベッドで寝かされた始末。だから、貧血だって言ったでしょっ!!
 本日は、前日の晩から絶食のうえ、朝一番で病院へゆき、ブドウ糖負荷試験。高血糖の検査である。甘いサイダー水を飲まされて、その後、3時間かけて1時間おきに3回、採血と採尿をくり返す。その間、水一滴飲むな、歩き回って倒れるといけないから待合室で座っておれ、と指示される。
 つらかったあああ!
 最初の30分は本読みながら過ごしてたんだけど、急に猛烈な眠気に襲われる。で、眠気MAX状態でちょうど時間がきて、血を抜かれる。その後も同じ。そして、採血の人があんまり上手じゃなかった。3回とも同じ位置に針をブッ刺そうとするんだけど、「あれ? あれ?」とやり直すもんだから、見事なシャブ中肘の出来上がりである。勘弁してほしい。
 昼過ぎに帰ってきて、ようやくカレーを食べたけど、あまりにも疲れすぎて、ぜんぶ吐いてしまう。で、そのまま布団にもぐって一日潰れた。
 明日、検査結果が出るんだけど、ひっかかった場合は主治医から直接携帯に連絡が入り、即刻入院らしい。そんなこと言われたら、電話鳴るたびにビビるじゃないの。電源切っとこかな。
 と、いう明日は明日で、他院で甲状腺の検査である。また採血! しかも、これが、甲状腺専門の希少な病院であるだけに、平均3時間待ちとな。ええ加減にしてほしい。念のためここに主張しておくけど、もし明日私がくたばったら、死因は『待死』だから。
   
 ほんでさっき、ごみ置き場へエッチラオッチラ生ごみ抱えて歩いていったら、2センチの段差ですべってこけた。おかげで、左足が「クシッ」と鳴るほど捻挫。
 ・・・・・・。
 ッガアアアアーッ!! もういやだっ!! 私、こけました!! 来月で30歳なのにこけましたっ!! はあああっ、地味すぎるのよ、採血にしろ待ち時間にしろ捻挫にしろ、地味すぎる連打ってつらいのよお!! 太字にしてやるっ!! 赤字にしたいよ!! 意味はないけど、誰だよコラーッ!!
 叫んでみたけど、赤字にしたってやっぱり地味だ。



++2007/05/01(火)  すごい人たち
 ムツカシイなあ! 小説って。『hon-nin』の原稿あげたんだけど、なんかやっぱりうまくいかない部分がある。何度もアドバイスをいただき書き直したものの、「ウーン・・・・・・とりあえずこれで入稿します」みたいな感じ。また初校ゲラでなおすことに。
          
 最近テレビでよく元・光GENJIの諸星くんを見るので、なんか気になって、著書「くそ長ーいプロフィール」を買って読んだ。これが、メッチャおもしろかった。
 小学生の時、私が人生ではじめて買ったレコードは、光GENJIのデビュー曲「STAR LIGHT」だ。ベストテンもミュージックステーションも、生放送を見ながらビデオ録画しつつ、さらにラジカセをテレビの前に置いて家族を静かにさせ、音をカセットに録音していた。勉強部屋の壁は、光GENJIのポスターだらけ。特大の光GENJIカレンダーも、毎月めくったものを捨てられず、そのまま12ヶ月分、天井に並べて貼っていた。ついでに、青のフェイスタオルに「ウチウミ」とペンで書いたものを学校へ持っていき、同級生に
「これ、コンサートで内海くんが投げたのを、奪い取った」
 という偽証もした。私は当時、「あっくん」のファンで、内海くんには興味なかったのだが、青は内海くんのイメージカラーだったことと、「あっくんのだとウソくさいし、かあくんのは人気ありすぎて取れなそうだけど、内海くんのならありえそう」という失礼な理由で、そうした。もちろん、私はド田舎の小学生。光GENJIのコンサートには行ったこともない。
 で、著書。内容は、かあくんがどういう経路でジャニー喜多川氏に拾われ、デビューし、歴史的アイドルとなり、ダメになったのか、そして、それから何してたのか、という「かつてのスーパーアイドル回顧録」。マネージャーは殴る、出待ちファンはブサイクだけを選んで殴る、女性タレントとはガシガシセックスする、という現役時代。で、解散したらしたで・・・・・・たしかにかあくんなりの苦労や精神的苦痛は見えてくるんだけど、綴られているのは「カズとイタリアで待ち合わせてモナコの王子に会った」「ラスベガスで美川憲一さんに小遣いもらってパーティーに行き、マイケル・ジョーダンとしゃべった」等、はっきり言って、田舎もんスタアの自慢話ばかり。だけど、終始そういう“俺様かあくん”的な回顧でキメてるとこがよくて、期待も裏切られず、逆に応援したくなったし、普通におもしろかった。久しぶりに、ハマって一晩で一気に読んでしまった本。
          
 久々に、ふるさとへ。
 最近両親が建てた新しい家に行ってみると、母親が担当したという一階は、欧風オシャレ風味でよい感じ。自慢はトイレ。
「これがマジでスゴイねん!」
 入ってみると、ドアを開けるなり自動的に便座のフタがひらいて音楽が鳴り、照明が落ちた。ほんで、パンツ脱いで便座に座ったら、スポットライトで股間が照らされた。用を足すと勝手に水が流れ、その後、どうなるのかとしばらく便器を眺めていたら・・・・・・便座のフタが閉まった。
「閉まったやろ!?」
 いまいち、母のやりたいことがわからない。
 一方、父親が担当したという二階は、主に書斎と本の収納、というのもあるけど、なんやら薄暗い。窓がほとんどなかった。誘拐犯が被害者を縛ってころがしとく倉庫みたいな感じだった。そんななか父は、紐をひっぱるとウインウインうなるプラスチックの変なボールを取り出してきて、
「これはな、なかやまきんに君オススメのトレーニングボールなのだよ。手首の筋力が鍛えられるのだ。どうかね?」
 と、ものすごい自慢した。父もわからない。
 そのあと、生まれ育った実家へ行った。いまは、85歳のおばあちゃんが一人暮らししている。挨拶すると、まあまあ上がっておくんなまし、とソファーに座らされて、コーヒー。で、そのコーヒーに砂糖を入れるか入れないかのうちに、日本茶が出てきた。テーブルのうえには、がさっと皿にあけたポテトチップス。ついで、大量のチョコレート、あんこのモナカ。10人分ぐらいはあった。
「おばあちゃん、せっかく出してくれて、アレなんやけど、これから食事の予約があってさあ。あんまり食べられへんのやわあ」
「あれ、そうかいな。ほな、待っとりい」
 おばあちゃんは、台所から紙袋を持ってきた。どうするのかと思って見ていると、皿のうえのポテトチップスを、ばりばりばりいいいッ! と手づかみで紙袋に移し、その上に一枚ちり紙を敷いて、チョコレートとモナカをワッサワッサ投げ込んだ。ハイヨこれ土産に持って行きい。ウ、ウン、アリガトウ、と受け取った。
 東京にもどってきて、夜中に原稿書きながら食べた。ポテトチップスは粉々だったので、紙袋に直接口をつけて、ぱりぱり飲んだ。これでもかっていうほど、湿気ていた。
        
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