二重生活、海にダイブした男

投稿者:ヤマユウさん
(28歳、販売マネージャー・男)

メロ度:★★★★★★★★★☆
テロ度:★★★★★★★★★☆

僕の友人「S」は同窓会で再開した同級生と不倫の関係に有りました。
お互い家庭も子供もいたのでダブル不倫です。

その頃僕は忙しく、あまり彼等の話を聞いてやる事も出来ず、まあ、お互い本気なら仕方の無い事。他人がどうこう言う問題ではない。くらいにしか思ってませんでした。
ただ、Sと不倫相手は小学校の時から、Sの嫁とは高校生の時からの付き合い。行く末が気になりつつも「自分達はうまくいっている、嫁にも話はついている」そんな友人「S」の言葉を信じて僕は仕事の為、東京に数ヶ月飛び立ちました。

東京から久しぶりに戻った僕。
友人「S」との話と現実のあまりの違いに愕然としました。

友人「S」は大工業を営んでいるのですが、現場に彼女と奥さんを同時に呼び寄せ、鉢合わせるという暴挙。 (その現場で嫁とセクース。彼女はそれを目撃)たまらず別れると言った彼女の部屋にむりやり上がり込んで、レイプ レイプ レイプ レイプ。

彼女の兄弟、親、嫁の親まで巻き込んでの大家族会議。
嫁は彼女の事を、「あの、しゃくれが!」と呼び。 (顎が少し出ているので)
彼女は嫁の事を、「この、出目金が!」と呼ぶ。(目が大きいので)
嫁は20キロ以上痩せて骨と皮だけになり、
彼女は拒食と過食を繰り返し自律神経失調
という未曾有のメロドラマ劇に陥っていました。

そう、友人「S」は二重生活を満喫していたのです。
「俺って罪な男だよな」
悲しい眼をして自分に酔う友人「S」。
彼は天然のナルシストなのです。
しかし、そんな彼の生活もそう長くは続きませんでした。

限界を感じた不倫相手の彼女は、「S」から離れるべきか否かを、僕に相談してきました。
ええ、それこそ深夜から早朝にかけて毎日。
しかし友人「S」はそれを良しとする男ではありませんでした。

仕事中の僕に掛かってきた一本の電話。友人「S」からでした。

S「俺、見ちゃったんやて」

僕「?何が」

S「なんでお前の携帯にあの子から「おやすみ ハート」って入ってるんやて!!」

なんと彼女と僕との仲を嫉妬するあまり、早朝僕の家に忍び込み、僕の寝ている隙に携帯電話をチェックしていたのです。
僕も鍵をかける癖が無くて、それを知っての行動でした。
当然犯罪者めいた彼の行動に僕は激怒。心の底から彼等を心配し、自分に出来る事はしてやろうと思った僕への裏切り行為です。彼女にもこの事を話し、二人で彼を見限る事に。

すると今度は「S」、何を思ったか堤防から自慢のアメ車でダイブ!!
数十メートルの坂道を突っ込んでいった「S」。
さすがに怪我が心配になり連絡を取ると、

「俺、死ねなかったよ〜」

「俺も大事な物を失くせば、お前らの気持ちが解ると思った」

と、ベソをかきながら、よく解らない理屈を言います。
どうやら車を潰す事によって僕らに罪滅ぼしをしたかった様です。非常に迷惑な上、彼にはかすり傷一つありませんでした。

結局「S」と彼女は、働き始めたキャバクラで、彼女が新しい男を見つけた事によってアッサリ終わります。

友人「S」は、といえば、謝罪の象徴であったアメ車をピッカピカ修復し、離婚した嫁を引き連れて今日も元気に街を駈けずり回ってます。
時期が来たら再婚するそうです。

え、本当に相談を受けてる時何も無かったのかって?

そんな訳無いじゃないですか。

4〜5回はナマでやってますよ。

Sのような豪快なアホは、相当やらかしたあとであっても最後に本人がハッピーであれば許され、幸せな終わりかたをしてしまうものだ。正しい昼メロの形であるといえよう。また「本妻が愛人に」汚い言葉をふっかけることも、大切な修羅場条件である。ぜひ覚えておいてくれたまえ。


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